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ビジネス対談 ソフトバンクモバイル株式会社 松本徹三氏3

出会いの機会をもっとシステマティカリーにすることが大切

渡部 人脈についてのお話を伺いたいのですが、松本副社長はどのようにして人脈を築いてこられたのでしょうか。その秘訣があれば教えてもらえますか。

松本 まず、相手に対して興味を持ったら、自分から積極的に飛び込んで、アピールすることですね。但し、甘い考えは禁物です。相手がそこそこの人なら、皆恐ろしく多忙なはずですから、TVドラマのように、いきなり飛び込んできた若者を、「君は面白いやつだな」なんて言って、気に入ってくれることなどはまずありませんから(笑)。でも、こうして常に積極的に出会いを求めていく姿勢こそが、やがて大きな人脈を形成していくのに必要なのは事実だと思います。

渡部 松本副社長のご活躍の裏には、多くの人々の存在があったかと思います。松本副社長は、ビジネスにおける人脈の重要性をどのように考えていますか。

松本 私はあるアメリカ人から、「People meets people, and everything starts」という言葉を聴き、共感した覚えがあります。結局、何をするにも自分ひとりではできませんよね。考え方を共有できる仲間と出会うことは、大きな一歩になると思っています。今後は、こういった出会いの機会を次々にもたらすような「仕組み」を作っていくことこそが、非常に大切になると思います。

渡部 僕もそう思います。ビジネスにとって、自分が本当に会いたい人との距離が縮まることは、キャリア形成にとって、とても大切なことだと思うんです。そういった人たちとどうやったら会えるようになるのか、また、自分が会いたい人がわからない場合でも、会うべき人を紹介できたら、ビジネスパーソンにとってさらに重要なツールとして機能するのではないかと思います。

松本 それはとても大事なことだと思います。これまでは、自分のパートナーとの出会いは偶然に頼らざるを得なかったというケースがほとんどでしょう。「偶然を普遍化する」という事がビジネスの一つのテーマだとすれば、「ビジネスパートナーとの出会いの機会を作る」というビジネスには大きな可能性が秘められていると思います。

渡部 そういった部分は、アメリカが発達していますよね。

松本 私が勤めていたクアルコムには、面白いシステムがありました。例えば、誰かが何らかの技術開発の方向性や、新しいビジネスについてのアイデアを持ったとすると、それを直ちに社内のイントラネットに掲載する仕組みがあるのです。そうすると、社員の中に一人や二人は、それに興味を持ち、いろいろなインプットをしたり、自分も一緒にやりたいと言ったりするのが出てくる。それが膨らんでいくと、上層部が取り上げて検討する。そうすると、やりたい人たちが集まってタスクフォースができ、ちゃんと予算がついて、実際に仕事が始まるというケースも出てくるのです。

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